ふたりの物語を纏う ー ピーターサイトという風景 ー

一枚の絵のような石があります。
深く、濃く、時に光を受けて青く染まりながら、
その表面には、まるで心の風景のような模様が浮かび上がる。
その石と出会った日。
私はそれを、
「心の奥に眠る記憶」や「これから描かれる未来の景色」
のように感じました。
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こんにちは。
装紡(SOUBOU)という名で
ネックレスをひとつひとつ紡いでいる
仕立て師のkoyukiです。
本日ご紹介するものは、
「ピーターサイト」という石を用いたネックレスです。
ピーターサイトは
まるで抽象画のような模様を持つ鉱物。
その独特の風合いから
「テンペスト・ストーン(嵐の石)」と呼ばれています。
1962年、ナミビアで発見された比較的新しい石で、
内部には繊維状の鉱物が渦を巻くように入り混じっています。
タイガーアイやイーグルアイとも親戚関係にある石でもあります。
装紡には、
このピーターサイトを用いたネックレスが2点あります。

同じ大地から生まれた、
ふたつのピーターサイト
ひとつは楕円。もうひとつは円。

揺るぎの中に
心を感じる。

原点に還る、
静かなかたち。
同じ大地から生まれた石を、
それぞれ違うかたちで身につける。
それは、
「ふたりの物語を、静か纏う」
という感覚に近いのかもしれません。
自分にとって特別な誰かと
かたちを変えて身に着けるという選び方。
性別や関係性にとらわれることなく、
「大切な人」との繋がりをそっと見守ってくれる
お守りのような存在になってくれたらと願っています。
この石が描き出す模様は、
ある人には「夜明けの空」に、
またある人には「心の奥に潜む嵐」に映るかもしれません。
それはきっと、
あなた自身の内側の風景が石に映し出されているから。
ビーターサイトは、
「わたしという世界の景色」と出会うための窓かもしれません。
自分の輪郭が少しぼやけてしまいそうな日、
そっと胸元で輝くこの石が、
あなた自身を思い出させてくれる。
あなたの中にある風景と、
大切な誰かとの物語を紡いでくれます。
世界で一枚だけの絵画を胸元に纏うように。
今回、ご紹介したネックレスは、
装紡のギャラリーにて実際にご覧いただけます。
ご興味がある方は、お気軽にお声かけくださいね。
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装紡(SOUBOU)は、
完全予約制のネックレスギャラリーです。
詳しくはWebサイトをご覧ください。
https://soubou-yamate.com/plan/order/
ご予約はこちらより承っております。
皆様にお会いできますことを楽しみにしています。